神龍、何とかしてくれ
人生に1度きりの社会人1年目の1週間を終えた。
ハッキリ言おう。
地獄だ。
地獄である。
一体、何が地獄なのか?
お教えしよう。
[朝起きること]
これだ。
これが、地獄なのだ。
私が入社した会社は、新入社員は決まって1時間早く出勤しなければならない。
その結果、毎朝6時前の起床を余儀なくされている。
朝6時に起きるなんて、
社会人として当たり前のことだろ!!
お前、社会人舐めてんのか!?
そんな奴、今すぐ、辞めちまえ!!!
辞めちまえ!!!
(辞めちまえコールが起こる)
辞めちまえ!!!(辞めちまえ!!!)
辞めちまえ!!!(辞めちまえ!!!)
そう、言われてもおかしくない。
私は社会人を。
否、社会を完全に舐めていたのかもしれない。
毎朝12時前に起きては、朝昼兼用の食事。
その後、ネットサーフィンをしては、片っ端から菓子を貪る。
週刊誌が発売されていればコンビニに。
お爺さんは山へ柴刈りに。
シフト日であればバイト先に。
お婆さんは川へ洗濯に。
何もなければYouTubeの世界に。
これらを終えたら、夕食を済ませ、風呂に入り、ラジオを聴いたまま爆睡。
こんな生活を約3ヶ月。
社会を舐め腐った身体にはなるのも無理はない。
もはや、「人」というより、「人」という名の「何か」である。
そんな身体で怒涛の5日間を過ごした。
「深夜の馬鹿力」すら聞けず、ここ最近どハマりしている「ゴリパラ見聞録」すら見ることが出来なかった。
この5日間、とっとと風呂を済ませては布団へダイブするしかなかったのである。
こんな夜に寝ることしかできないなんて。
こんな夜におまえに乗れないなんて。
こんな夜に発車できないなんて。
忌野清志郎もガッカリである。
(ちなみに、私はYUIが歌う「雨あがりの夜空に」がたまらなく好きだ。)
そして、今もなお刻々と明日というタイムリミットが目の前に迫ってきている。
しかし、やるしかない。
やるしかないのだ。
付け焼き刃の知識と新入社員特有のテンションを盾にして。
とは言うものの、やはり
働きたくない。
働きたくない。
家賃収入で生計が立てられたら。
サマージャンボ宝くじが当たってくれたら。
三親等以内の誰かが石油王だったら。
こんな糞みたいな思考回路に嫌でもなってしまう。
万が一にでも、ドラゴンボールを7つ集めることに成功し、神龍を呼ぶことができたら、私はきっとこう言うだろう。
「一生大学3年生でいさせて下さい。」
てな訳で、ドラゴンボールでも探そう。
そんなことを思う、社会人1年目初めての休日。