今更ながらドキュメンタルを見た話
我輩は暇of暇である。
名前はまだ無い。
てなわけで、Amazonプライム会員になった。
会員になって真っ先に行ったこと。
それは、「ドキュメンタル」の視聴。
松本人志が「実験」と称して行われるこのバラエティが一体どんなものなのか。
CM映像でしか見たことがないこの番組をシーズン1からシーズン4まで一気に視聴した。
一通り見た感想としては、
やべーー難しい!
難しいけど超面白い!!
何これ!!!!
である。
回を重ねるごとに番組の厚みも増しているようにも感じられる。
(個人的にはシーズン3の雰囲気がたまらなく好きだ。)
誰も笑わないという状況下、笑いのプロフェッショナル達が本気で笑わせ合う。
しかし、いくら笑わせようとも笑わない。
笑うわけない。
だが、笑わないから面白い。
しかし、面白いが笑ってはいけない。
笑いを押し殺した謎の空気が漂い続ける。
その空気すらも面白い。
だが、笑ってはいけない。
この空気を打破するために笑わせにかかる。
しかし、笑わない。
永遠にこれが続く。
密室空間の中、6時間に渡って芸人を笑わせ合うという究極のバトルロワイヤルが繰り広げられるのだ。
自分の太ももを叩くほど大爆笑しているのに、ふと冷静になると「あれ、今何で笑ってるんだ?」と自問自答することも。
私の中には、笑いの哲学のようなものがある。
(いつか、ここでも書く日があるのか、無いのかは、さておき。)
その一つでもある、
「笑いの本質とは何なのか?」
ということ。
時々、思うことがある。
自分の中にある面白さの物差しは100パーセント通用するわけではないと。
あくまで、相対的なもの。
相対的に笑えるものを作らなければならない。
だから、人々に面白いと感じてもらうのは果てしなく難しいのであると。
番組の中で松本人志は笑いについてこう述べている。【©️シーズン1 エピソード2最初の脱落者は?】
「お笑いって、やっぱ逆行で表裏一体なんですね。」
「世界一面白い人って、きっと、世界一面白くな人なんですね。」
この言葉は実に的を射ているように見えた。
ささ、眠いから寝よ。