元号も新しくなることだし何か徒然に
なんて悠長なこと言ってたら、いよいよ新元号発表当日になってしまった。
アサヒです。
元号は新しくなるって言うのに、私といったら何一つ変わっちゃいない。
強いて言うなら、口座残高と目薬の残量ぐらいだろうか。
お得意のロト7三昧と平日週末問わずの競馬三昧で「すしざんまい」でお馴染みの木村清社長なんて大したことないと思えてくる程だ。
入社以来コツコツ貯めてきた貯金もいつの間にか底をつきかけていた。
「競馬で当たったらニンテンドースイッチでも買うかー」なんて能天気なことを言っていたあの頃に戻りたい。そして、ぶん殴ってやりたい。
あの時なら余裕で買えていたのに。今やニンテンドースイッチどころか、中古ソフトすら買えない始末。
弥生賞3連単45万馬券を取り逃がした後に、もうこれ以上のチャンスは無いということを思い知らされた。
なんであの時、買い目を3連複と同じように揃えなかったのか。リアルに今でも悔やまれる。
高校時代、「人はいつも失ってから気づくんだよ。」と新しく赴任してきた古典の先生が馬鹿の一つ覚えのように言っていたが、今ならこの意味の真意がわかる。
「あぁ、きっとあの人も3連単取り逃したんだ」と。
12月に退職してから、かれこれ約3ヶ月。
徒然に生きていたら、徒然に時間は過ぎていった。
当たり前だ。時間ってのは、そういうもんだ。
時は金なりであって、タイムイズマネーであって、TIMのコンビ名の由来はタイムイズマネーの略である。
「お前、今まで何もしてなかったのか?」と聞かれれば、「いや、んなわけねーだろ。」と食い気味で答えられるかは少しばかり疑問ではあるが、多少なりとも生命を維持すること以外にも何かしら活動はしていたつもりだ。
転職活動をした。
だが、1ヶ月で辞めた。
内定を貰ったものの、こんな精神状態では再び即退職しかねない(という名の、社会人生活逃避)と思ったからだ。
何を血迷ったのか私は丁重にお断りをした。
わざわざこんな恩知らずに貴重な時間を割いてくれて、挙げ句の果てには事細かく雇用するに当たっての説明をしてくれた採用担当者には本当に申し訳無い。
転職サイトには人当たりの良さをこれでもかと書き記しておいた。
とりあえずはアルバイトに励み、また一から社会人を、というよりかは人間をやり直す(予定)
キャリアアップを図り新天地での活躍を決めた姉とピカピカの社会人一年目を迎えた妹。
無職1年目には参ったものだ。
「じゃあ、働けよ!」と言われるかもしれないが、「いやぁ、できることなら働きたくないのよー笑」と即答してしまう。
ただただ怠惰に惰性だけで3ヶ月を過ごしてわかったこと。それは、身骨砕いてまでも働くのはきっと性に合わないし、結局のところ、楽して生活をしたいだけだったということ。
できることなら、道徳の時間で習いたかった。
でも、間違いなくこれだけは言える。
「人として何か大事なものを失うぐらいなら辞めた方がいい。」
危うく私は何かを失いかけた(と思いたい)。
でもな、このままだとロト7も競馬も出来ないしな。
しゃーない、働くか。
働くために生きるのではなく、生きるために働こう。そして、今日も暖かくして寝よう。
p.s.大切なことは全てコジコジが教えてくれた。